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面白かったです。特に既存の権益を損ねない範囲・領域内で「感謝貨幣」を導入しようとするあたりに現実的な落としどころを見出そうとする講師の本気を感じさせました(インフレの負の側面の解消の手段としてとらえる方には不評のようでしたが)
惜しむくらいは、
残業代を勝手にフレックスポイントとやらに変えられ、それが年度末調整とやらで勝手に消された過去や、確かに他のサイトより値段は安いけど、異様に早い期限のせいで大して欲しいものがない、残高では欲しいものが買えない(つまり新しくポイントをチャージしろってこと)、結果的に数百円分をドブに捨てたDMMポイントの苦い経験(勿論、二度と買いません)があるわたくし的にはその主張がいまひとつピンとこなかったということでしょうか
ついで、
今、現在流通しているT-ポイント、アマゾンポイントその他や、二次会でも話題になった、手付かずで回収されていた某スタバのポイント、世にもややこしい仕掛けで実質見せ金でしかないセブンポイント。古くは生協やベルマークなどの現実に施行されているものに対するリサーチ(つまり、これがどの程度まで有効なのか、その負の面は何なのか)がいささか不足しているように感じられたのも残念です
あたくしは子供に金の話を教えると安藤美紀夫の「でんでんむしの競馬」にしかならんと思います(少年兵士は簡単に人を殺す)
あの世代に必要なのはやはり、世間に揉まれりゃ放っといても覚えるものより
ウルトラマンAの「優しさを失わないでくれ。 弱い者をいたわり、互いに助け合い、 どこの国の人達とも友達 になろうとする気持ちを失わないでくれ。 例えその気持ちが何百回裏切られようと」だと思いますですだ。
んで、
二次会で話した作品については以下になります
・フレデリック・ポール 「世界を食べた男」 The Man Who Ate the World (SFマガジン 1999/2 NO.512)
*前編(?)として「黄金の時代」というのがあるらしいが未読
・ジャック・ウォマック 「テラプレーン」
二つとも絶版、しかも今回のお話といささか趣旨がズレている気が・・・
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